【トーン重ね(線数基準)】
線数30を基準として線数や濃度を変え、重なり感を確認。
[コマフォルダを開いた状態]

べったりドット感なし。
[コマフォルダを閉じた状態]

汚いプレビュー。けど、印刷状態とだいたい合ってる。
[印刷された状態]

この写真では分かりにくいかも知れませんが、線数60の縦軸が一番モアレも少なく見えます。実際手元にある印刷物でもそう見えます。
すなわち線数30と線数60の相性がいいということ。
線数を変えることでトーンの重なり感を出したいときは、線数の開きが30あるか、あるいは倍数だとうまくいくのかも知れません。
【トーン重ね(濃度基準)】
[コマフォルダを開いた状態]

べったりドット感なし。
[コマフォルダを閉じた状態]

汚いプレビュー。けど、印刷状態とだいたい合ってる。
[印刷された状態]

この写真では分かりにくいかも知れませんが、全てにおいて重なり感はありません。濃度の強い方のトーンが勝って、濃度の低いトーンは無視されています。
すなわち、濃度が違うトーンを重ねても、線数が同じであれば、重なり感は全く出ないということです。
これだけは絶対に避けないといけません。
【トーン重ね(角度)】


「簡易トーン設定」「トーン設定」にある「角度」を扱うことによって、トーンの重なり感を出してみましょう。
[コマフォルダを開いた状態]

べったりドット感なし。
[コマフォルダを閉じた状態]

汚いプレビュー。けど、印刷状態とだいたい合ってる。
[印刷された状態]

角度が遠いほど、モアレが少ない気がします。しかし、45度と90度の組み合わせになるとさすがに図形っぽい組織的な並びを感じますので、「45度と70度」か「45度と80度」がイイのではないでしょうか。
【トーンの重ね張り(柄移動)】
モアレを出さずにトーンの重ね感を出す方法。「トーンの操作:柄を移動」という機能を使ってみましょう。
[トーンを重ねる]

通常同じ線数同じ濃度のトーンを重ねると、一枚のトーンのように表示され、印刷しても一枚のトーンのように扱われます。なぜならトーンのドットが全く一緒の位置に重なっているからです。
[柄を移動]

ずらしたいトーンレイヤーを選択し、レイヤー移動ボタンを選択。「レイヤー移動ツールオプション」というウィンドウで、トーンの操作を「柄を移動」にします。
[ドラッグ]

トーンをドラッグすると、トーンを移動できます。表示倍率を等倍(100%)にすると見やすいでしょう。
[コマフォルダを閉じて確認]

自分のディスプレイ環境でのB4サイズは16.6なので、その状態でコマフォルダを閉じて、印刷された状態をプレビューします。コレはあくまでもプレビューなので汚く表示されていますが、このトーン柄移動の方法を用いるとモアレが出ずに、トーンの重なりを表すことができます。
/*
トーン柄を移動させると言っても、どの位置に移動させるのがベストなのでしょう?
色々な移動位置や線数濃度なのでサンプルを作り印刷してみたいと思います。
少々お待ち下さい。...印刷終了
*/
印刷したプリントをデジカメで撮っただけなので、ほぼ視認できないと思いますが、説明文でなんとかご理解していただけると・・・
[線数の違いによるトーンの重ね貼り]

重ね感はでるが、モアレも発生する。
線数が倍数の場合いくらかモアレが薄い。
ドットをずらしてもモアレの模様が変わる程度のこと。
[濃度の違いによるトーンの重ね貼り]

重ね感は出ない。もちろんモアレも出ない。
濃度の濃いほうが勝って、濃度の低いトーンは存在しないかのような描写になる。
ドットをずらしても何ら変化なし。
すなわち、全く使えない。
[線数の違いによるトーンの重ね貼り(いろんなずらし方ver)]

線数が違うとモアレが発生する。
同線数だと、どんなドットのずらし方をしてもモアレは出ない。
ベストなずらし方はあとで紹介。
[濃度の違いによるトーンの重ね貼り(いろんなずらし方ver)]

線数が同じであれば、濃度が違ってもモアレは出ない。
ドットをずらしておけば、重ね感が出る。
ドットをずらさないと濃度の濃いトーンだけが描写される。
ベストなずらし方は下記二つ(7行後)。他のずらし方はクセが微妙にあります。
ベストなずらし方はあとで紹介(6行後)。
【最終結論】
トーンを重ねて貼る際の留意点。
・線数を同じにするとこ。
・濃度の変更は自由。但し、20%以下は薄ずぎて重ね感が出ない。
・トーン柄移動でドットをずらす。ベストなずらし方は下記。


他にも、ずらし方や線数濃度の組み合によってはモアレも出ずにきれいに重ね感が出せる場合もありますが、全てのパターンを掌握するのは無理です。よって上記のやりたかに従ってトーンの重ね感を出しましょう。自分は当面そうします。もっといい方法があるかも知れませんが、今の自分にできることはここまでです。長い記事を読んでいただきありがとうございました。
[おまけ]
今回試した色んなずらし方、全9種類。
上記で紹介したベストなずらし方以外は微妙に規則性のあるトーンの重なりとなります。しかし、非常に微妙なので、気にならない人は適当にずらすだけでもいいかも知れません。








ComicStudioTipsのIndexページ_ココをクリック!- 関連記事
見えない線(モアレ)がチカチカと浮き上がってきて、まるで本当にラオウのオーラが放たれているような錯覚を起こしました。
ああいう使い方はイイなと思います。
しかし今流行りの電子ブックだと平気で低解像度で画像化されちゃってるんで、ああいうモアレは再現されないんでしょうね。
話は変わりますが「コミPo!」体験版来ましたw